従業員幸福度調査毎月統計「2022年5月度速報」(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)
従業員幸福度毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第7回目
「2022年5月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第7回速報です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。
【2022.5月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】
【2022.5月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】
【所見】
全体の幸福度は大きな変化なし
全般的に昨年12月より連続して向上していましたが、先々月の幸福度は一転してかなり低下しました。
先月は状況が改善していないにもかかわらず、幸福度は向上、改善しました。
今月もこの傾向が継続しています。
この原因を考察すると、
人びとの幸福に関する「レジリエンス(復元力)※ここをクリックし解説記事参照」が働いている可能性が考えられます。
また人間には「適応的選好形成※ここをクリックし解説記事参照」」と言い、
状況に順応し、厳しい状況に合わせて自己の欲求を制限することを合理化する心の働きが有ります。
このような人びとの心理的な防衛機能が働いた可能性があると推論しています。
先月までの女性の「幸福度」が男性より低くなる逆転が解消
女性の「私生活の幸福度(現在)」の向上が顕著
男性の「総合幸福度(現在) 」低下が目立つ
ところが性別に見ると、大きな変化が見られました。
一般的に女性の幸福度が男性より高い傾向が万国共通に見られます。これに対して、先月まで女性の幸福度が男性より低い逆転現象が続いていました。
今月は再逆転し女性が男性より幸福度が高くなり、一般的傾向に戻りました。
特に私生活の幸福度で回復が顕著であり、これにはコロナ禍による規制の緩和がコミュニケーションの機会の活発化をもたらし、女性の「私生活の幸福度」向上に貢献していると思われます。
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続しており、日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。
以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
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