従業員幸福度調査毎月統計「2022年8月度速報」(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

従業員幸福度調査2022年8月全国調査結果

従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第10回目

「2022年8月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第10回速報です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。

【2022.8月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2022.8月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

全体的に前回7月より幸福度が低下

全般的に前回7月より幸福度の低下傾向が見られます。
客観的状況は(ウェルビーイング度合い)は、コロナ禍の高止まり、円安の拍車により諸物価高騰が働く人々の生活を急速に圧迫する等、客観的さらにウェルビーイング度は悪化しているとも見ることができるので、それを反映した結果と見ることが妥当と考えられます。

未来の社会全体の幸福に対する悲観的予測

今回極めて特異的な反応は、「総合幸福度」(未来)が「働く幸福度」「私生活の幸福度」の(未来)よりも低くなったことです。
「総合幸福度」とは「働く幸福度」と「私生活の幸福度」とを「総合」したものという仮説であり、実際「総合幸福度」は「働く幸福度」と「私生活の幸福度」の中間の値をとるのが通例です。
ところが今回「総合幸福度」(未来)が「働く幸福度」「私生活の幸福度」の(未来)よりも低くなりました。実は6月のデータもそうなったのですが、これらは今までの経験、データの蓄積から言って極めて異例なことです。
考えられる仮説として、「幸福度」の全体である「総合幸福度」を構成する因子として「働く幸福度」「私生活の幸福度」以外に、もう一つ重要な因子が影響して「総合幸福度」を「働く幸福度」「私生活の幸福度」よりも低い値へと引っ張ったということです。
それは自分の仕事や私生活以外の言わば「社会的な幸福度」と言えるものではないかという仮説を筆者は立てていますが、このことはもう少し研究してみる必要がありそうです。
 

女性の「幸福度」が再逆転し男性の「幸福度」より高くなる

一般的に女性の幸福度が男性より高い傾向が万国共通に見られます。これに対して、数ヶ月前まで女性の幸福度が男性より低い逆転現象が続いていました。
三ヶ月前は再逆転し女性が男性より幸福度が高くなる一般的傾向に戻りましたが、先月は女性の幸福度の低下傾向が著しく、全項目で男性より悪化しました。
これが再逆転し女性が男性より幸福度が高くなる一般的傾向に戻りました。
特に「働く幸福度」(現在)で、男性より「幸福度」が高くなっています。
やはり女性は男性より幸福感が敏感に変動し、「幸福度」の振幅が大きいようです。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。
以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

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