会社は従業員の幸福製造装置

会社は従業員の幸福製造装置

これまでの記事では
幸福度に関して

会社の役割をちょっとネガティブに書きすぎたかなとも 思っております。
そこで、
現実に大半の人々が会社勤めをしている以上、
会社の持つ働く人の幸福度を高める機能について

述べさせていただきたいと思います。

幸福度を高めるためには、逆説的ですが、
まずは重大な不幸のリスクをヘッジすることが重要と考えております。

不幸を招く 三大リスクは

1.健康
2.お金
3.人間関係(の遮断)

以上の3つであるというのが私の持論です。
その意味で会社が発揮すべき幸福リスクのヘッジ機能は以下の通りと考えています。

1.雇用機会の提供
米国のある調査結果では長期間の失業が持続的に人間の幸福度を下げる最大の要因とされています。
企業は雇用機会を提供するだけで国民の幸福度を高める 社会貢献となります。

2.賃金による経済面の安定化機能
人は会社勤めをすることで毎月安定して給料が得られ、日々のお金の心配から解放されます。

3.健康管理の機能
治療より予防が今日の健康管理の常識ですが、
癌などの発見が遅れて手遅れになる人は、専業主婦、個人事業主など、
実態として予防のセーフティーネットが疎かなひとが多いのです。
つまり 会社勤めをすることで定期的健康診断の義務付けなど
予防による健康管理を今日することができます。
健康経営が重要ということですね。

4.職場集団によるソーシャルサポートの機能
人間にとって孤独は危険な環境です。
ですが対人関係が苦手な人も会社勤めをすることで職場メンバーからのサポートを得ることができます。

まずは上記の幸福 リスクヘッジ 機能、
不幸にならないセーフティネットの機能が決定的に重要だと考えております。
ただし過酷な 超長時間労働 やパワハラなどで
健康管理やソーシャルサポートの機能を逆に損なうこともあるので
会社は従業員の幸福の諸刃の剣にもなりかねず
従業員の幸福度を高める機能が発揮されているか社内の定期的 監視が重要です。

以上の不幸を招くリスクのヘッジが提供できれば
さらに以下の積極的に 従業員の幸福度を高める機能を果たすことが会社に求められます。

5.能力開発支援の機能
従業員は会社の持つOff-JT,OJTの機会を活用して自己成長を図ることができます。
これは独力では不可能です。

6.自己実現機会提供の機能
現実には独力で自己実現を達成することができるのは一握りであり、
独力での自己実現は非常にリスクが高く成功の可能性は低いのが実態です。
会社勤めをしていれば様々な会社のリソースを活用で志さえあれば
多くの人が会社の仕事を通じて自己実現を果たすことが可能です。
その意味では会社は自己実現の揺りかごということもできます。

以上 従業員幸福度(EH)を高める会社の機能について補足させていただきました。
人間が仕事をするということは、今日の高度に発達した産業社会では、
ほとんどの人が従業員として会社勤めをする 以上、
企業が従業員の幸福度を高めることは、大切な使命であると考えています。

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