「誰かを喜ばせることは、自分をも喜びでいっぱいにする。」ニーチェ
「誰かを喜ばせることは、自分をも喜びでいっぱいにする。」ニーチェ
誰かを喜ばせることは、自分をも喜びでいっぱいにする。
どんなに小さな事柄でも人を喜ばせることができると、わたしたちの
両手も心も喜びでいっぱいになるのだ。
(F.ニーチェ『曙光』)
「幸せ」の源泉は「喜び」であると思います。
喜びの中で最も大きなものは、
「人を喜ばせること」でしょう。
ニーチェはこうも言っています。
「誰もが喜べる喜びを」
わたしたちの喜びは、他の人々の役に立っているだろうか。
わたしたちの喜びが、他の人の悔しさや悲しさをいっそう増したり、
侮辱になったりしてはいないだろうか。
わたしたちは、本当に喜ぶべきことを喜んでいるだろうか。
他人の不幸や災厄を喜んではいないだろうか。復讐心や軽蔑心や差別
の心を満足させる喜びになってはいないだろうか。
(F.ニーチェ『カへの意志』)
バイロンが
「喜びは分かち合わなければならない。
幸せは双子で産まれたのだから」
と語ったように
喜びは分かち合い、誰もが喜べる喜びでなければなりません。
松島紀三男
(F.ニーチェ、白取晴彦訳『超訳 ニーチェの言葉』ディスカヴァー・トゥエンティーワン)