癌(がん)はなぜ手遅れになるのか?「幸福の最大のリスクは健康」②

癌(がん)はなぜ手遅れになるのか?

前の記事で「健康」は「幸福」の最大のリスクと書きました(↓)。『「幸福」を破壊する最大のリスクは…?』★幸福を破壊する最大のリスクは何でしょう?それは健康、次いでお金前回までの記事で「働く幸せ」の要件としてまず仕事を「天職」とすることについて述べてきました。そ…ameblo.jp

命を失うほどの大病のリスクは、
健康の、ひいては幸福の最大のリスクと言えるでしょう。
ご承知の通り、
現代日本人の死亡率一位は「癌(がん)」です。
ですから癌に備えて
対策を打つことは
多くの人にとって共通の健康対策、
すなわち「幸福リスク」対策となります。

「癌(がん)」対策の鉄則は、
「早期発見、早期治療」にあることは言うまでもありません。

多くの人々は、
自らの身体にふりかかる
がんのリスクに備えるには
「早期発見、早期治療」
が何より大事なことは、
理解していると思います。
「頭では」

ところが全ての人が、
がん検診を積極的に受診して
「早期発見」に努めているかと言うと、
残念ながらそうではありません。


早期に治療すれば治癒が見込めたのに、
発見治療が遅れて、病気が救いようのないほど悪化し、
見つかった時には「手の施しようがない」
そういう人が少なくないのが現状です。
筆者の周りにも、
早期発見すれば助かる癌なのに、
発見が遅れて手遅れになってしまった人、
命が失うまでには至らなかったものの、
癌がかなり進行してから手術を受けたために、
重い障害が残り、
QOL(生活の質)の深刻な低下を招いてしまった人がいます。

全てというわけではありませんが、
現代では医学の進歩によって
かなりの癌(がん)が治る時代になっています。
特に胃がんや大腸がんでは、
早期に発見できた場合、
内視鏡的治療法の確立によって、
非侵襲的治療(外科手術等による体のダメージが少ない)
で完治が見込めます。

ちなみに
最近の日本人の癌死亡数(2019年)、
男性の第2位は胃がん
女性の第1位は大腸がん
なのです。

これらの中には、
早期発見、早期治療できれば
助かった人々がかなり含まれると思います。

すなわち
「手遅れ」になってしまった人が相当数含まれるということです。

さて、今日の本題、
「癌(がん)は何故手遅れになるのか?」
ということですが、
まずは外形的な特徴から。

「癌(がん)」が手遅れになりやすい人には、
ある共通した属性があります。
それはどんな人達か?

個人事業主
一人社長
専業主婦
非正規従業員、フリーター

該当する方々、ご気分を害されたらすみません。
なぜこれらの人に「手遅れ」になる確率が高いのかと言うと、
全員がそうということではありませんが、
がん検診を含む、定期健康診断、人間ドックなどを
受診する確率が低いということです。

会社勤め、大規模な組織に所属していると、
定期健康診断、人間ドックなどで、
いわば強制的に癌のリスクへの備えが義務付けられているために、
本人の意思に関わらず、
癌が「手遅れ」になるリスクが、強制的に下げられているのです。
こういうところは会社勤めが「幸福」のメリットとなりますね。
会社や大規模な組織に所属していなくても、
本人の自覚によって、積極的にがん検診を受診していれば、
癌が「手遅れ」になるリスクは、低くなります。

ところが、
個人事業主や専業主婦、非正規従業員などの方々では、
どうしても自らの強い意思によって、
がん検診を受診する確率は低くなります。
自治体でも、がん検診を行なっていますが、
受診率は必ずしも高くないのが実態です。
先進国でも欧米諸国と比べ、
日本のがん検診受診率が低いことが問題になっています。

なぜがん検診の受診率が低いのか?
この原因には三つあると考えます。

1)正常性バイアス
「自分に限って大丈夫」(何を根拠に?)
「私の家系は癌家系じゃないから心配ない」
(遺伝的要因だけでなく、生活習慣、生活環境なども大きなリスクになる)
「(血便などの自覚症状が表れても)
たぶん痔だろう、いや痔に違いない!」
(大腸がんの可能性もありますよ)

2)逃避的心理による防衛機制
「もし検査で癌が見つかったら怖い」
(検査しなくて「癌はない」ことにしても、癌が潜在化するだけでどんどん進行するのに)

3)検査にかかる費用と言う経済的理由

主要な原因は1と2の精神的な原因です。
おまけに3)お金もかかるとなれば、
ついつい後回しになるということはあるでしょう。

精神的な要因では、1)と2)が相互に関連していますが、
より強固な原因となるのは、
2)の逃避的心理だと思います。

実際そのようなことを口にする人々は、
筆者の周りにも大勢います。
「癌が見つかったらその時はその時、
仕方がないと諦める」
と公言する人もいます。

確かにがん検診を受けることは
ちょっと勇気のいることだし、
検査結果が判明するまでは、
いや~な気分が持続します。

でも自覚症状が出るほどに癌が進行して、
「すぱっと諦める」ほどの勇気があるのなら、
早期発見のために積極的に検診を受ける
勇気をふるうほうが、はるかに生産的だと思うのですが。
それに、いざ「手遅れ」になってしまった癌が見つかったとき、
果たしてスパッと諦めることができるものでしょうか?
深い後悔の念に苛まれることになりはしないでしょうか?

逃避的心理は防衛機制(心理的防衛のメカニズム)の一種と言われますが、
必ずしも人間に害悪をもたらすものでなく、
精神が強いストレスから崩壊を来さないために、
ある程度必要なメカニズムとされます。
例えば車を運転すると一定の確率で自動車事故に遭い、
死亡する確率がありますが、
普段我々はその客観的確率を自覚し運転することはありません。
これは「自分は大丈夫」という根拠ない妄信、
正常性バイアスと言う防衛機制の一種によって、
心理的平穏を保っているからです。
コロナ禍においても、平気で毎日通勤したり、
遊び歩いたりできるのも防衛機制のおかげです。
しかし、
防衛機制(心理的防衛のメカニズム)は、
一時しのぎにしかならないとされています。
逃避的心理の防衛によって一時的な心の平穏を得ることができたとしても、
がんのリスクに精神的な蓋をして
やがて深く進行し「手遅れ」となってしまった癌によって自らの命が失われるとすれば、
浅はかな逃避的心理の代償は取り返しのつかないことになります。
「手遅れ」を受け入れる勇気よりも、
早期発見で「健康になる勇気」を持ち続けたいものです。

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