従業員幸福度調査毎月統計「2024年9月度速報」(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第34回

従業員幸福度調査毎月統計「2024年9月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第33回です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。

【2024年9月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2024年9月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

「幸福度」は前月より大幅に向上

全体として「幸福度」は大幅に向上しています。
前月の「幸福度」は「総合幸福度」「働く幸福度」「私生活の幸福度」の(現在)(将来)いずれも前月より大幅に低下、いずれも今年最低を記録しましたが、今月は回復傾向が顕著です。
前月の「幸福度」低下の背景には、8月8日の宮崎を襲った地震と、それを受けての南海トラフ地震臨時情報、全国各地での対応と国民の不安の増大、台風11号の襲来による風水害という自然災害の被害の連続があり、また、経済面では株価の大暴落による将来の経済的備えの不安、国民生活の根本とも言える食生活面では令和の米騒動等、「幸福度」「Well-being」を損なう事象に事欠かなかったのが8月です。
8月の「幸福度」低下の背景には、様々な客観的脅威の顕在化、生活の「Well-being」を直撃する状況の悪化が影響していたと思われますが、今月は「幸福度」が、かなり回復するものと私は予測していました。
但し、それらの問題、国民の「Well-being」の客観的悪化が解決されたのでは無く、人間の持つ「レジリエンス」(自然回復力)が働くという推測に基づく仮説を立てていましたが、おそらくその通りの結果が出たものと考えられます。

男女共に「幸福度」が改善しているが、女性の「幸福度」向上が顕著

前月と比べて、男女共に「幸福度」が改善していますが、女性の「幸福度」向上が特に顕著です。
このことから、今月の「幸福度」の大きな改善は、性別では女性の「幸福度」向上が大きく寄与していることがわかります。
以前、男性より女性の「幸福感」の変動が大きいことを指摘しましたが、ここでもその傾向が表れています。
女性の「幸福度」が男性より高い傾向は変わらず、世界の一般的傾向が継続しています。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は引き続き全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。

今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、誠にありがとうございました。


以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

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