従業員幸福度毎月統計「2025年1月速報」”3ヶ月連続で「幸福度」が低下”(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第38回

従業員幸福度調査毎月統計「2025年1月度速報」です。全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第38回です。毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。

【2025年1月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2025年1月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

「幸福度」は昨年10月をピークに3ヶ月連続し低下、昨年の「幸福度」平均を割り込む

全体として「幸福度」は昨年10月をピークとして、3ヶ月連続して低下しました。
「幸福度」は前月までは高いレベルを維持していたのですが、3ヶ月連続してずるずると「幸福度」が低下を続け、
とうとう昨年の「幸福度」平均を割り込んでしまいました。
「幸福度」の項目別で見ると、「総合幸福度」(現在)(将来)「働く幸福度」(現在)(将来)「私生活の幸福度」(現在)(将来)の
全てが前月より低下していますが、特に「総合幸福度」の(将来)の低下がマイナス0.43ポイントと大きくなっていることが目立ちます。
前回、政治の変化の影響を指摘しましたが、身近な経済の問題として、高騰に拍車がかかる物価高に対して無為無策と思える状況が続く中、
国民は未来への展望に対して展望をなくしつつあるのでしょうか。
今後の勤労者を取り巻く状況、経済、生活のウェルビーイングを、政治の力によって大きく前進させることを期待したいものです。

男性の「総合幸福度」「働く幸福度」低下が特に大き

男女共に「幸福度」は低下傾向ですが、特に男性の「総合幸福度」、とりわけ(将来)の「総合幸福度」低下幅が大きいことが目立ちます。
それに対して対照的に女性の「働く幸福度」(現在)のみは先月より向上しています。
世界の一般的傾向として、女性の「幸福度」が男性より高い傾向は、これまで何度も指摘した通りです。
先々月まで二ヶ月間、男性の「幸福度」が全般的に女性より高く、男女の「幸福度」逆転傾向は継続していました。
先月は再逆転し女性の「幸福度」全般が向上、逆に男性は全般的に低下し、男女の「幸福度」逆転傾向は解消しましたが、今月もそれが継続し、
さらに男女の「幸福度」の差が拡大しています。
一般的傾向として女性の「働く幸福度」をめぐる環境が改善しつつあることは確かなので、女性の「幸福度」が向上しているのは良いことなのですが、
反面、男性の「幸福度」低下が加速していることが懸念されます。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は引き続き全般的に継続しています。
それどころか<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向が加速した印象です。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てず、将来予測を悲観が支配している様子がうかがえます。

今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、誠にありがとうございました。


以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

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