従業員幸福度調査毎月統計「2022年4月度速報」(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)
従業員幸福度毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第6回目
「2022年4月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第6回速報です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。
【2022.4月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】
【2022.4月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】
【所見】
従業員、働く人びとの幸福度は前月より向上。
全般的に昨年12月より連続して向上していましたが、先月の幸福度は一転してかなり低下しました。
これは、ロシア、プーチン政権によるウクライナ侵略戦争の惨禍の脅威、それにより拍車がかかった経済の悪化
エネルギーをはじめとする諸物価の高騰懸念、スタグフレーション進行が影響していると考えられますが、
今月は状況が改善していないにもかかわらず、幸福度は向上、改善しています。
この原因を考察すると、
人びとの幸福に関する「レジリエンス(復元力)※ここをクリックし解説記事参照」が働いている可能性が考えられます。
また人間には「適応的選好形成※ここをクリックし解説記事参照」」と言い、
状況に順応し、厳しい状況に合わせて自己の欲求を制限することを合理化する心の働きが有ります。
このような人びとの心理的な防衛機能が働いた可能性があると推論しています。
また性別に見ると、一般的に女性の幸福度が男性より高いのに対して、先月に続いて今月も女性の幸福度が男性より低いことが目立ちます。
女性の方が男性よりも幸福度が高い傾向が万国共通に見られますが
男女の幸福度が逆転し、女性の幸福度が男性よりも低くなっている傾向が続いており極めて特徴的です。
このハピネスメーターを始めて半年経ちますが
どうも女性の幸福度の変動幅が男性よりも大きく、敏感に変動するようです。
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続しており、日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。
以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
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