幸福度毎月統計「2025年2月速報」”2019年以降一貫して(現在)の幸福度より(将来)の幸福度予測が低い”(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第39回

幸福度調査毎月統計「2025年2月度速報」です。全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第39回です。毎月幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。

【2025年2月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2025年2月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

「幸福度」は昨年10月をピークに低下のまま横ばい

全体として「幸福度」は昨年10月をピークとして、前回まで3ヶ月連続して低下しましたが、今月はほぼ横ばいと言えます。
「幸福度」は前月までは高いレベルを維持していたのですが、3ヶ月連続してずるずると「幸福度」が低下を続け、
前月に昨年の「幸福度」平均を割り込んでしまいました。
以前、政治の変化の影響を指摘しましたが、身近な経済の問題として、高騰に拍車がかかる物価高に対して無為無策と思える状況が続く中、
国民は未来への展望に対して展望をなくしつつあるのでしょうか。
今後の勤労者を取り巻く状況、経済、生活のウェルビーイングを、政治の力によって大きく前進させることを期待したいものです。

男性の「幸福度」が持ち直し、女性の「幸福度」が低下、再逆転

男性の「幸福度」が持ち直し大きく上昇、反面、女性の「幸福度」が低下、男性の「幸福度」が女性を上回り、一般的傾向から再逆転しました。
世界の一般的傾向として、女性の「幸福度」が男性より高い傾向は、これまで何度も指摘した通りです。
原因は不明ですが女性の「幸福度」低下が懸念されますが偶発的変動の可能性もあり、もう数ヶ月推移を見たいと思います。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続

2013年、弊社代表取締役 松島紀三男が最初の「従業員幸福度(EH)調査® 」を開発し、
2014年に全国の働く人を対象に初めて「従業員幸福度(EH)調査」を実施したときは
(現在)の「幸福度」よりも(将来)の「幸福度」が高く、
「現在よりも未来の方が幸福になれそう」という反応だったのです。
それが2019年に2回目の全国調査を実施の際は逆転し、
「現在は幸福だが私の未来は、いまより不幸になりそう」という反応に変わっていて驚愕しました。
その後2025年の今も<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向が全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てず、将来予測を悲観が支配している様子がうかがえます。

今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、誠にありがとうございました。


以上は全体の傾向概要ですが「従業員幸福度(EH)調査® 」について、より詳しくお知りになりたい方は
【お問い合わせ先】ページからご連絡ください。

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