幸福度毎月統計「2025年3月速報」”前月より幸福度が向上”(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第40回
幸福度調査毎月統計「2025年3月度速報」です。全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第40回です。毎月幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。
【2025年3月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2025年3月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】
「幸福度」は前月より全般的に向上
全体として「幸福度」は前月より向上しています。
「総合幸福度」「働く幸福度」「私生活の幸福度」各々の(現在)(将来)全ての「幸福度」が向上していることが特徴です。
コロナ禍以降、月毎の変動はしながらも、緩やかな上昇傾向が見てとれます。
1月の「幸福度」の大幅な落ち込みが見られ、国民生活全般の悪化は進行しており政府の無策も相まって改善の兆しは見られないものの、
「幸福度」が全般的に回復しているのは人間の持つレジリエンス(回復力)の作用とも考えられます。
心理的改善でなく、国民生活の客観的Well-beingの向上が望まれます。
女性の「幸福度」が持ち直し大幅に改善、男性の「幸福度」が低下、再逆転
女性の「幸福度」が持ち直し大きく上昇、反面、男性の「幸福度」がやや低下、女性の「幸福度」が男性を上回り、再逆転し、日本、世界の
一般的傾向に戻りました。
女性の「総合幸福度」「私生活の幸福度」の向上が顕著であり、男性が「総合幸福度」(現在)を除き、やや低下していることと対照的な結果です。
反面「働く幸福度」は男性が高い傾向が継続しています。
一般的傾向として、女性の「幸福度」が男性より高い傾向は万国共通であることは、これまで何度も指摘した通りです。
<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続
2013年、弊社代表取締役 松島紀三男が最初の「従業員幸福度(EH)調査® 」を開発し、
2014年に全国の働く人を対象に初めて「従業員幸福度(EH)調査」を実施したときは
(現在)の「幸福度」よりも(将来)の「幸福度」が高く、
「現在よりも未来の方が幸福になれそう」という反応だったのです。
それが2019年に2回目の全国調査を実施の際は逆転し、
「現在は幸福だが私の未来は、いまより不幸になりそう」という反応に変わっていて驚愕しました。
その後2025年の今も<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向が全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てず、将来予測を悲観が支配している様子がうかがえます。
今月も「従業員幸福度(EH)調査毎月統計」をご覧いただき、誠にありがとうございました。
以上は全体の傾向概要ですが「従業員幸福度(EH)調査® 」について、より詳しくお知りになりたい方は
【お問い合わせ先】ページからご連絡ください。