従業員幸福度調査毎月統計「2022年10月度速報」(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

従業員幸福度調査毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第12回目

従業員幸福度調査毎月統計「2022年10月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第12回速報です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。

【2022.10月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2022.10月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

前回9月より「総合幸福度」「私生活の幸福度」が向上、「働く幸福度」は低下

全般的に前回9月より「総合幸福度」「私生活の幸福度」が向上、「働く幸福度」は低下傾向が見られます。「私生活の幸福度」向上はコロナ禍の終息傾向と、これに伴う各種規制緩和による生活のWell-beingの向上が影響していると推察されます。

「社会的幸福度」が改善?

今回極めて特徴的なことは「総合幸福度」が(現在)(将来)いずれも「働く幸福度」「私生活の幸福度」を上回ったことです。
これまでも希に部分的に「総合幸福度」が「働く幸福度」「私生活の幸福度」より高くなることはありましたが(現在)(将来)いずれも上回ったのは初めてです。
「総合幸福度」は「働く幸福度」と「私生活の幸福度」を包含、総合したものというのが「従業員幸福度(EH)」の仮説ですが、前に言及した通り、共同主観としての「社会的幸福度」とも言うべき潜在的因子が存在するかもしれません。
ウクライナ情勢、コロナ禍、円高の影響等が社会全体に横溢した社会的協働感情として影響している可能性があると考えます。

女性の「幸福度」が男性の「幸福度」より高い

女性の「幸福度」が男性の「幸福度」より高い傾向が前々月から継続しています。特に(現在)の「幸福度」で、男性より女性の「幸福度」が高くなっています。
一般的に女性の幸福度が男性より高い傾向が万国共通に見られます。これに対して、数ヶ月前まで女性の幸福度が男性より低い逆転現象が続いていました。
四ヶ月前は再逆転し女性が男性より幸福度が高くなる一般的傾向に戻りましたが、6月は女性の幸福度の低下傾向が著しく、全項目で男性より悪化しました。これが先々月再逆転し女性が男性より幸福度が高くなる一般的傾向に戻りました。女性は男性より幸福感が敏感に変動し、「幸福度」の振幅が大きいようで、それは標準偏差の大きさでも検証できます。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は全般的に継続しています。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。
以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

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