A felicidade「悲しみに終わりはないけれど 幸せはやがて終わりが来る」ヴィニシウス・ジ・モライス
“A Felicidade”
“Tristeza não tem fim Felicidade, sim”
悲しみは終わりはないけれど
幸せはやがて終わりが来る
(ヴィニシウス・ジ・モライス 作詞)
“A Felicidade”
ポルトガル語で”幸せ”
語源はラテン語で「幸せ」を意味する「felicitas」
フランス語の「félicité」(幸福、至福)
イタリア語の「felicità」スペイン語の「felicidad」
いずれも、このラテン語がルーツ
英語の「felicity」の語源ともなっています。
私、この曲とっても好きなのです
(そういう人多いと思う)
映画「黒いオルフェ」の挿入歌
映画の元になった戯曲の作者でもある
ヴィニシウス・ジ・モライスの作詞
A.C.ジョビン作曲
いろいろな人が歌っていますが、
僕はこの
ガル・コスタのが一番好き
カーニヴァルは人生のメタファーでもあるのですね♫
たった一夜の幻のために
ひとびとは一年中働いて
カーニバルの翌朝には
朝日に照らされる夜露のように
一瞬の輝きを放ち
空へと消える
悲しみは終わることなく続くけれども
どんな幸せもやがて終わりが来るのだと
永遠の悲しみとのパラドクシカルな対比が
限りある幸せを
さらにかけがえのないものにする
映画「黒いオルフェ」のラストシーンでは
オルフェとユーリディスが
一夜の契りで
夜露のように昇天した
カーニバルの翌朝
まばゆい朝日の中で
あどけない少年と少女たちが
サンバを踊り
この曲が流れます
“わが身さへこそ揺るがるれ”
幸せは
儚いだけに愛おしい