「幸福があまりに遅くきたら…」 E.ケストナー
幸福があまりに遅くきたら…
理想を持つ者は
それに到達しないように 気をつけるがよい
さもないと いつか彼は
自分に似る代りに 他人に似るだろう
(E.ケストナー『人生処方詩集』小松太郎訳 ちくま文庫)
これをどういう風に読んだらいいのでしょう。
まあ元々詩はシンボルなのだから、
自分のコンテキストに合わせて、
しっくりくるように味わえばいいのでしょう。
確かに幸せはその夢に向かって頑張っている時が
最もその人の個性が現れるような気がします。
何かを達成したとたんに人は無性格になるものかもしれません。