従業員幸福度調査毎月統計「2022年6月度速報」(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

従業員幸福度毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第8回目

「2022年6月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第8回速報です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。

【2022.8月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2022.6月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

全体的に前回6月より幸福度が向上、特に「総合幸福度」(将来)「私生活の幸福度」(現在)「働く幸福度」(現在)は4カ月連続して向上

全般的に前回6月より幸福度の向上が見られます。
特に「総合幸福度」(将来)「私生活の幸福度」(現在)「働く幸福度」(現在)は4カ月連続して向上
この要因としては2つ考えられます。
第一は客観的状況の改善(ウェルビーイング度合いの向上)。
この点はコロナ禍が終息しつつある状況は好ましい変化ですが、ウクライナ戦争の継続、円安の拍車により諸物価高騰が働く人々の生活を急速に圧迫する等、むしろ客観的ウェルビーイング度は悪化しているとも見ることができます。

第二は人びとの幸福に関する「レジリエンス(復元力)※ここをクリックし解説記事参照」が働いている可能性です。
状況が改善していないにもかかわらず、幸福度は向上、改善する原因として幸福に関する「レジリエンス(復元力)※ここをクリックし解説記事参照」の機能が働いている可能性は前月までにも何度か指摘した通りです。
また人間には「適応的選好形成※ここをクリックし解説記事参照」」と言い、
状況に順応し、厳しい状況に合わせて自己の欲求を制限することを合理化する心の働きが有ります。
このような人びとの心理的な防衛機能が働いている可能性があると推論しています。

男性の幸福度向上が顕著、女性の「総合幸福度」(将来)「私生活の幸福度」(将来)で女性を上回る

一般的に女性の幸福度が男性より高い傾向が万国共通に見られます。これに対して、先々月まで女性の幸福度が男性より低い逆転現象が続いていました。
先月は再逆転し女性が男性より幸福度が高くなり、一般的傾向に戻りました。今月は女性の幸福度がわずかに低下傾向ですが、男性より女性の幸福度が高い基本的傾向は維持しているものの、一部で逆転現象が見られます。
今月は男性の幸福度向上が顕著であり「総合幸福度」(将来)「私生活の幸福度」(将来)で女性を上回りました。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続しており、日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。
以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

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