従業員幸福度調査毎月統計「2022年7月度速報」(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)

従業員幸福度毎月統計(ハピネス*ウェルビーイング・メーター)第9回目

「2022年7月度速報」です。
全国の働く人びと、あらゆる業種の従業員の方々を対象として
「従業員幸福度(EH)」を毎月測定、ご報告しています。今回はその第8回速報です。
毎月従業員幸福度の変化を報告していますのでご覧いただければ幸いです。
なお、調査項目は弊社が開発した「従業員幸福度(EH)調査®」をベースにしています。

【2022.7月「従業員幸福度(EH)」全体グラフ】

【2022.7月「従業員幸福度(EH)」性別グラフ】

【所見】

全体的に前回6月より幸福度がわずかに低下

わずかですが全般的に前回6月より幸福度の低下傾向が見られます。横ばいと言っていいレベルです。
客観的状況は(ウェルビーイング度合い)は、円安の拍車により諸物価高騰が働く人々の生活を急速に圧迫する等、むしろ客観的ウェルビーイング度は悪化しているとも見ることができるので、人びとの幸福に関する「レジリエンス(復元力)※ここをクリックし解説記事参照」が働いている可能性があります。
状況が改善していないにもかかわらず、幸福度は向上、改善する原因として幸福に関する「レジリエンス(復元力)※ここをクリックし解説記事参照」の機能が働いている可能性は前月までにも何度か指摘した通りです。
また人間には「適応的選好形成※ここをクリックし解説記事参照」」と言い、
状況に順応し、厳しい状況に合わせて自己の欲求を制限することを合理化する心の働きが有ります。
このような人びとの心理的な防衛機能が働いている可能性があると推論しています。

女性の「幸福度」悪化傾向が目立つ

一般的に女性の幸福度が男性より高い傾向が万国共通に見られます。これに対して、先々月まで女性の幸福度が男性より低い逆転現象が続いていました。
先々月は再逆転し女性が男性より幸福度が高くなる一般的傾向に戻りましたが、今月は女性の幸福度の低下傾向が著しく、全項目で男性より悪化が目立ちます。
特に「総合幸福度」(将来)、「働く幸福度」(現在)及び(将来)、「私生活の幸福度」(現在)及び(将来)で、再度、男性より「幸福度」が低くなる逆転が起きています。
やはり女性は男性より幸福感が敏感に変動し、「幸福度」の振幅が大きいようです。

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続、女性ではさらに悪化

<現在>の幸福度よりも<将来>の幸福度予測が低い傾向は継続しており、特に女性では、さらに悪化する傾向が見られます。
日本の経済、社会の動向に対して未だ「幸福」の展望が持てていない様子がうかがえます。
以上は全体の傾向概要ですが、より詳しい結果について知りたい方にはPDFで月度レポートを差し上げますので
【お問い合わせ先】ページからご請求ください。

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